2024年12月21日

Mose Allison Trio Don’t Get Around Much Anymore

Mose Allison モーズアリソン ご機嫌!!!こんな気持ちいピアノ弾き語りがいたなんて知らなかった!!!しかも古い人!!!

この人が素晴らしいのは哲学の博士号を持っている点だ。音楽しかやってこなかったミュージシャンと違って、音に意味を感じるという点はこういった学問を得てミュージシャンになった『ヘタウマ』というタイプの人に特徴がある。例えば、Ivan Lins イバンリンスなんかがそうだ。
一聴すると『この人何か歌へんじゃねぇ?』と思うのだが、そうゆうとこが問題ではない聞き方をしないといけない。この人はリオ・デ・ジャネイロ連邦大学 (UFRJ) で産業化学工学の学位をとっている工学博士だ。

『音楽しかやってこないミュージシャンでは絶対に出せない音』

それはなぜか?そう上手く弾くことが音楽ではないということなのだ。得てして音楽しかやってこなかったミュージシャンの音には上手さはあっても深みがないことが多い。

彼らは、小手先の上手さばかりの追求で芸術でもある森羅万象の理解、人生の理解、つまり本当の音楽表現ではないから心に染み渡る音楽はできないだろう。一歩も二歩も三歩も深く考えている脳から繰り出さない『上手く演奏する』だけの音楽は実にチープだ。

例えば、『人間とは?』というテーマで曲を作った場合両者の表現方法に明らかな違いが出るだろう。

①音楽しかやってこなかった音楽家の場合、
②学問してきた音楽家の場合、

想像しただけでもゾッとするような差が出るだろう。

世の中にはいろいろな学問、文化、科学、思想、哲学の深さがあり、それらを勉強してきた人、そういう観点で音楽を表現している人から出る本質の音はより地に足がついた説得力がある。

森羅万象の見方や思慮深さ、知的さが全然違うからだ!!

音楽しかやって来なかったミュージシャンは悔しいかもしれないが是非この当たりのことをよく考えて発言したり、精進してもらいたい。謙虚でいたまえ!!

質の悪い音楽が多くそれに群がる世界が出来上がるほど、世の中はどんどん悪くなるだろう!
『楽しい』『上手い』だけでは済まされない。

特に今の資本主義崩壊に来た時代は。

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