2045年問題 コンピューターが人類を超える日
この本は面白い。SF好きにはたまらない。いろいろなインスピレーションが沸く。 まず、コンピューターが発達して失業者が増える点は納得というか、実際身の周りで経験をした。工場内の機械化で50,60歳の労働者が必至に労働組合と束になって抵抗していた。当たり前のことだが、自分で自分の首を絞めている。その結果、日本のあのバブル崩壊の失われた20年の時不況で抵抗していた彼らはリストラを要求されていた。 なぜなら、左から来て右に運ぶような能力の労働者が結構な給料をもらっているからだ。 それは情や絆は大事だ。でも彼らの情や絆はまともな素晴らしい人間をも窮地に立たせるほどだ.見る限り随分とぬるま湯につかった連中だった。もしいわゆる社会に悪い影響与えるグループの情や絆は必要か? 当たり前のことを当たり前に考えて行動すれば人類は随分良くなるのだが、人間は組織になると十分な能力を発揮できなくなることが多くなるのは残念だ。 まあしかし、この経験は氷山の一角で職場のジャンルは違えどほとんどがこの『無能な人間』が世の中で足を引っ張っていることは確かなのだ。 『無能な人間』も意識を変え努力すれば『有能な人間』なるのは当たり前の話だ。 だから、この本の予測は何も間違っていないので、非常にリアリティがあって面白い。