by 米の作り方
なんで景気が悪くなると長期金利が下がるの？
景気が悪くなると長期金利が下がる理由を簡単に説明すると、主に経済の需給バランスと中央銀行の政策が関係しています。
景気が悪くなると、企業や個人のお金の需要（借りたいという意欲）が減ります。投資や消費が控えられるため、資金を借りる必要性が下がるんです。一方で、お金を貸す側（銀行や投資家）は、安全な資産にお金を置きたいと思うようになります。その結果、国債のような安全な長期資産への需要が高まり、価格が上がります。国債の価格が上がると、利回り（長期金利）は逆に下がる仕組みです。これは債券の基本的な特性で、価格と利回りが反比例するからです。
さらに、景気が悪化すると、中央銀行（例えば日本の日銀やアメリカのFRB）が経済を刺激しようと政策金利を下げることが多いです。これが市場全体の金利水準にも影響を及ぼし、長期金利も下がる傾向になります。特に、市場参加者が将来の経済成長に悲観的になると、長期的な期待利回りも低下し、それが長期金利の下落を後押しします。
要するに、景気悪化→資金需要の低下＋安全資産へのシフト＋中央銀行の金利引き下げ→長期金利の下落、という流れが主な理由です。経済って、いろんな要素が絡み合ってるから面白いよね！
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